How to become
a horse owner
馬主になるには
国内でJRAまたはNARの馬主になるためには、馬主資格を取得する必要があります。弊社では、馬主登録のサポートも行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
JRAとNARの馬主資格取得条件
JRA(中央競馬)の馬主資格を取得するためには、2年連続所得1,700万円と資産7,500万円を保有している必要があります。(※)
結構、厳しい条件といえますが、一方NAR(地方競馬)では、所得500万円以上で馬主資格を取得できます。サラリーマンの方でも馬主登録をされている方がいらっしゃいますので、お気軽にご相談ください。なお、JRAの場合は、登録のスケジュールが決まっており、年に3回登録の機会があります。NARは随時受付していますが、登録完了までに5か月程度の時間を要しているため、共有をお考えの方は、お早めに登録を進めてください。
(※)資産または所得のいずれかが要件を満たしていなくても登録できる場合があります。詳しくは、弊社または、JRAにお問い合わせください。
JRA(中央競馬)の馬主登録の要件
① 個人馬主登録の要件
1.日本中央競馬会競馬施行規程第7条第1号~第13号に定める事項のいずれにも該当しないこと。
2.今後も継続的に得られる見込みのある所得金額(収入金額ではありません)が、過去2か年いずれも1,700万円以上あること。
注釈:所得金額には、一時的な所得および競馬に関する所得(地方競馬賞金等)は含みません。
3.継続的に保有する資産の額が7,500万円以上あること。
注釈:資産に含まれるのは、ご本人名義の不動産、預貯金、有価証券(投資信託、債券等を含む)です。なお、保険証券、ゴルフ会員権、海外に所在する不動産、書画骨董等は資産に含みませんのでご注意ください。また、負債がある場合は資産額からその分を差し引いて評価します。
② 組合馬主登録の要件
1.組合員数が3名以上10名以下であること。
2.組合員全員が施行規程第7条第16号に定める事項に該当しないこと。
3.組合員全員について、今後も継続的に得られる見込みのある所得金額(収入金額ではありません)が、過去2か年いずれも900万円以上あること。
注釈1: 組合員が軽種馬生産者と認められる場合の所得金額(収入金額ではありません)は650万円以上となります。
注釈2: 所得金額には、一時的な所得および競馬に関する所得(地方競馬賞金等)は含みません。
4.組合財産として1,000万円以上の預貯金があること。
注釈: 預貯金は組合名義(代表者名併記)のものが必要です。また、組合財産に対する各組合員の出資比率は、10%以上50%未満でなければなりません。
5.組合員のうちに、個人馬主・法人馬主の代表者又は他の組合馬主の組合員が含まれていないこと。
6.代表者1名が特定されていること。
7.組合契約(組合の意思決定・出資その他の経費負担・組合財産の管理・損益の分配等について定めたもの)が、農林水産省および日本中央競馬会の定める基準に適合していること。
注釈: 別途「組合契約」を提出していただきます。
③ 法人馬主登録の要件
1.法人について
1)資本金または出資の額が1,000万円以上であること。
注釈:法人の財務内容(過去2か年の決算等)も審査の対象となります。
2.代表者について
1)施行規程第7条第1号~第13号に定める事項のいずれにも該当しないこと。
2)申請法人の代表権を持つ役員であること。
3)申請法人の資本金または出資の額の50%以上を出資していること。
4)今後も継続的に得られる見込みのある所得金額(収入金額ではありません)が、過去2か年いずれも1,700万円以上あること。
5)継続的に保有する資産の額が7,500万円以上あること。
注釈:所得・資産についての要件は、個人馬主登録の場合と同様です。
6)個人馬主が法人馬主に登録形態を変更した場合は、個人馬主登録が抹消となります。
3.代表者以外の役員について
1)施行規程第7条第14号に定める事項に該当しないこと。
地方競馬の馬主登録の経済的要件
① 個人
原則として、直近年における所得金額が500万円以上であること。(収入ではなく所得となります)
② 法人
1.払込済資本金又は履行済出資の総額が300万円以上であること。
2.直近2か年の決算が連続して赤字となっていないこと。
3.直近の決算において債務超過となっていないこと。
4.法人の代表者の年間の所得金額が、①個人の経済的要件を満たしていること。
③ 組合
1.組合名義(代表者氏名を併記したもの)で300万円以上の定期預金があること。
2.原則として、組合員各々の直近年における所得金額が300万円以上であること。(収入ではなく所得となります)
注:一時的に得たものと認められる所得(不動産や株式の売却益、競走用馬ファンドの配当金や中央競馬の賞金など)は算入しませんのでご注意ください。
馬主資格申請の流れ
馬主資格を申請する手順は以下の通りです。
- ①申請書類を用意する
- ②JRAやNARに書類を提出する
- ③審査を受ける(3〜5ヶ月かかる)
- ④合否の結果
申請には馬主登録申請書の他に、印鑑証明書や身分証明書、戸籍謄本などが必要です。詳細な書類は関連ページで確認できます。
また、馬主登録申請書を記入する際、預託予定の調教師名を記入する必要がありますが、調教師を知り合いに持っている人は滅多にいないでしょう。そのような場合はご相談ください。馬主資格の取得に必要な書類や記入について、お手伝いいたします。
馬主になることの利点
馬主になると、ステータスや賞金の獲得以外にもさまざまな特典を享受できます。以下、その一例を紹介します。
馬主席の利用
各競馬場には「馬主席」があります。馬主になりますと、馬主席に無料で入場できます。(※JRAの場合は、各馬主協会に入ることで馬主席を利用できます)これは一般の観戦席とは異なり、とても落ち着いた雰囲気で愛馬を応援することができる快適な空間です。ご家族やご友人を招待して一緒に競馬を楽しむことが可能です。
口取り写真撮影
愛馬が勝利した際には、ウィナーズサークルで、口取り式と呼ばれる、関係者の記念撮影が行われます。馬主はこれに参加することができます。勝利の記録を写真に収めることが、できる貴重な体験になります。
愛馬に名前をつけることができる
ご自身の競走馬には、自分が希望する名前を付けることができます。自分が名付けた愛馬がレースで走り、優勝したときの喜びは格別のものがあります。さらに活躍すると後世までその名前が残ります。
厩舎やトレーニングセンターへの訪問ができる
競走馬が出走するためには、調教師の元でトレーニングを積むことが必要です。各専門家の協力も欠かせません。馬主は愛馬が訓練を行っている厩舎やトレーニングセンターを訪問し、自由に出入りすることができます。